山形が誇る「ソウルフード」と言えば――。
そう、ピンと来るのは芋煮だろう。
そして芋煮に欠かせないのがサトイモだ。
山形市でサトイモを育てている「さといもや さとう農園」。
同農園の社長、佐藤卓弥さん(48)は2017年以降、山形の芋煮をより広く知ってもらおうと、あることをしている。
約9千平方メートルの畑にサトイモを植え、「ハチドリ」など「ナスカの地上絵」を模した絵を表現してきた。
すべては山形のソウルフードを海外でも広めていこうというのがきっかけだった。
昨年6月には、あらゆる困難をはねのけるインドの神「ガネーシャ」を描いた。
コロナの収束を願った。
これが、佐藤さんの夢の実現への転機となった。
SNS上に上がったこの地上絵の写真が、ある男性の目に止まったのだ。
「インドに芋煮を持って行っ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル